今回は学びシェアシリーズから閑話休題。
中国のオリンピックメダル剥奪の件で感じたことを。
教育技術は大切である。
しかし、その根底にある教育観はもっと大切である。
土台がガタガタでは、どんなに立派な建物でも崩壊してしまう。
しかし、教育技術はすぐ使えて、教育観はすぐ役立つというようなものではない。
だから、どうしてもノウハウ本の方が、人気が出る。
しかし、私はこの「観」を磨いていく方をより大切にしたい。
先日の中国の女子フィギュア選手の年齢詐称問題も、「観」にある。
中国の価値観の根底に「勝利」がある。
「勝ち方」はどうでもよく、結果のみがそこにあるように思える。
経済成長著しい国ならではの考え方である。
ばれなければよいという考え方なので、食品などにも、とんでもない材料が使われてたりする。
そこから、何を得ているのか。
これは、価値観の違いから来るので、一概にどうこう言えないかもしれない。
例えば、日本人には、なかなか宗教の価値が理解できないようにも思う。
イスラム教の人が毎日決まった時刻に敷物をしいてアラーの神の方向に向かってお祈りをする。
何もそこまでと思う。
しかし、イスラム教の人々にとっては、何より価値の高いことである。
子どもに授業をする時も、そこにどんな価値を見出して教えているのか。
その授業をして、どんな力が子どもについたのか。
はっきり言えるよう、意識して日々の授業に臨みたい。
2011年3月11日金曜日
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