ICTを活用できる教員の育成が全国で急務の課題となっている。
文科省も「ICT活用指導力等の向上」として求めている。
使えるプラットフォームが一つではなく、ソフトも日々どんどん新しいものが開発されている。
ただでさえ「遅い」と言われる学校現場において、このスピード感に追いつくにはどうすればいいのか。
試行錯誤している中で一つ見えたことがある。
ごく単純で「使ってみること」と「使わせてみること」である。
これに尽きる。
「使ってみること」については、子どもに使う前に大人同士で使ってみる方がいい。
職員会議や校内研修をそのプラットフォームを使ってオンラインでやってみたり、自主研修で使ってみたりする。
地区によっては、各校の代表が集まる「○○主任会議」のようなものをオンラインでやっているところもあるという。
ちなみにこれは学習会の仲間から教えてもらった。
感染症対策にはもちろん、会場への移動時間も0な上に、普通に集まって話し合う場合の半分以下の時間で終わるという。
多くの人に健康と時間的利益をもたらし、さらに交通費と人件費という税金の無駄遣いも防げる、素晴らしい取り組みだと思う。
まず先に大人の社会でこのICT活用を普通にしていくことが先行である。
操作に自信がつくし、とっさの時の対応力が変わる。
(そして、今まで当たり前に存在していたあらゆる無駄に気付ける。)
子どもに提供していく予定のソフトについても、当たり前だがまず自分たちが体験してみることである。
どういう力がつきそうか、あるいはどこで躓きそうかがわかる。
やっていく中で、プラス面だけでなくマイナス面も含め、たくさんの発見がある。
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