2014年12月11日木曜日

ちょっと勝つ

先日、岡山に学びに行った。
「通常学級の中の特別支援教育」というテーマの学習会である。
タイトルの「ちょっと勝つ」とは、講師の一人である南惠介先生の言葉。

特別支援教育を必要とする子どもは、教室に多数いる。
その子どもたちは、どうしていいかわからず苦しんでいることが多い。
本人は本気だが、周りから見るとふざけていたり、だらけていたり、反抗的だったり、としか思えない。

いわゆる「不適切」な行動が目立つ。
不適切な行動に対し、指導者は困る。
しかし、実際に一番困っているのは、その子ども自身である。
自分ではどうにもできず「何とかして」と思っている。
内心、子どもは大人に「勝って」欲しいのであるという。

これに、講師の一人であるノートルダム清心女子大学の青山新吾先生が
「大人が勝てば、子どもも勝ち」という言葉を付け加えられた。
逆に言うと「大人が負ければ、子どもも負け」で、両方不幸である。

つまり、ここでいう「勝つ」というのは、指導者の思う適切な方向に導くということ。
(相手を打ち負かすことではない。)
大きく勝ちにいかずに、「ちょっと勝つ」を目指す。
「まあそれぐらいなら、仕方がないかな」と従いやすい。

学級経営は、小さな小さな勝負の連続である。
時に「ちょっと負ける」ことがあってもいい。
トータルで「ちょっと勝つ」を積み上げて、より良い方向に導きたい。

子どもの眼・子どもの心

夏の読書に、次の本を紹介する。 『一年一組せんせいあのね―詩とカメラの学級ドキュメント』 鹿島 和夫 編 フォア文庫 https://www.amazon.co.jp/dp/4652039077 35年以上前の本だが、今の教育で欠けている視点が手に入る良書である。 ...

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