前号の続き。
休み時間に、子どもの話を聞くための余裕を作るにはどうするかというテーマ。
休み時間に、「子どもとふれあうこと」以上に大切な仕事があるのか。
これは本当は「ない」のだが、現実として「やるべきこと」は厳然と存在する。
重要度はそこそこでも、緊急度が高い(毎日が〆切)という仕事が多い。
具体的に、細切れの休み時間中にやらねばならないことをいくつか例に挙げると
1テスト等の丸つけ
2連絡帳を見る
3宿題に目を通してコメントする
4次の授業の準備
ざっと見ても、これぐらいは日常的にある。
これに「提出物チェック&回収」や「探し物」などのようなものが加わる。
更に、生徒指導のような突発的トラブルが不定期にでも入るとなると、もうお手上げ状態である。
「話を聞く」どころか、宿題も見られず返却というような状態に陥る。
対策をうたない限り、同じ状態が繰り返される。
気合いや心がけの問題ではないからである。
対策を、大きく二種類で考える。
一つは、A「能率を上げる」。
つまり、スピードアップを図る。
もう一つは、B「やめる」。
つまり、そのものをなくすか、他の時間に回す。
どちらを先に考えるべきか。
真面目で一直線な人は、Aを選択して頑張る。
やれる能力があるなら、その方がいい。
頑張れる人も多い。
しかし私のように、いつも人よりちょっと遅れがちになる人なら、先に考えるべきは、Bである。
やらなくていいものは、やらない。
文字通り「決断」する。
その上で、どうしてもやめられないものに厳選し、Aの能率化を図る。
先の例で考える。
絶対切れないものはどれか。
また、ご自身の休み時間であれば、何がどうできるか。
次号でまた考えていく。
2014年9月7日日曜日
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