植草短大の佐藤愼二先生からの学びのシェア。
教育のユニバーサルデザインをどう進めるか。
その中で全校の「ミニマムスタンダード」を持つことの大切さを話された。
直訳すると、「最低基準」である。
特別な支援を要する子どもの中に「変化が苦手」というものがある。
臨機応変、予定変更というものに対応できない。
そういう子どもには年度が変わって担任が変わり、やり方が変わることがとても負担になる。
だから、「板書のきまり」「掃除の仕方」などを全校統一しようというものである。
そうすることは、支援が必要な子どもはもちろん、他の子どもにとっても助かる。
加えて、教師集団の側も、余計な指導をしないで済むので、他に力が注げる。
何でも統一すると不自由なイメージがあるが、ある程度の統一があった方が、逆に自由が増える。
自分の学校の全校統一のミニマムスタンダードはどんなものがあるか、考えてみるのも面白い。
2014年8月14日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
実習生にした話。 AとBで迷った時はどうするか。 AとB、それぞれのメリットとデメリットを羅列する。 メリットが多く、デメリットが少ない方を選ぶ。 その際、「安全」にデメリットがある場合、これは最優先で取り除く。 体育の授業における例としては ・帽子を被らせるか否...
-
若い先生方、あるいは教育実習生からなどでもよく聞くのが「叱れない」「注意できない」という悩みである。 子どもとの関係性が壊れるのが怖いのである。 ここについて述べる。 まず、叱るという行為だが、これは基本的には人間関係ができてからでないと、本来の正しい効果を期待できない。 叱る...



0 件のコメント:
コメントを投稿