夏休みが終わり、リスタートである。
また今年度が本格的に始まったともいえる。
学級経営において、最初の1カ月は、お試し期間である。
最初の1カ月は、試行錯誤をする時間である。
これまでの経験則に基づいて、色々試してみる期間である。
また、様々なことに対し、どういう反応が返ってくるのか、様子を見る時間でもある。
そうして、1学期様子を見てきたのである。
そうすると、見えてくるものがある。
理科でいうところの
問題発見→予想→実験→結果→考察
の流れである。
今回の場合、何がよくて何がよくないのか、事例から見えてくる。
上手くはまったところは続ければいい。
上手くいかないところにこそ、成長のチャンスがある。
今年度の子どもたちがこちらに教えてくれるポイントである。
「今回はここが課題だよ」というメッセージである。
ここを過去に上手くいったことがあるからといって、無理矢理続けると大失敗になる。
大失敗は避けたい。
はっきりダメだと示されたのだから、そこは方向転換(戦略の変更)である。
今は上手くはまっていないが続けるという選択肢もある。
克服できる要因がはっきりしている場合で、かつこれから成功しそうな見通しをもてる要素がある場合である。
相手によってやり方を変える。
その時々に必要な手(戦法)を次々と打つ。
時に大胆な方針(戦略)の変更も必要であり、それをするのが今のタイミングである。
学級経営の理論には意味がある。
ある程度の妥当性がある。
一方で、必ずあらゆる場面や全員に当てはまるものではない。
人気のあるものを好きな人が多くいる一方で、それを嫌いな人もいるのが当たり前である。
その「正解」を示してくれるのは、目の前にいる子ども自身しかいない。
しかも、集団として見るだけでなく、個としても見る必要がある。
「鷹の目」(マクロ)と「虫の目」(ミクロ)の両方で見る必要がある。
目の前の子どもがたくさんだしてくれた「事例」「事実」を元に、今後の方針を決め、リスタートしていきたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿