2022年9月11日日曜日

学級づくりのリスタート

 夏休みが終わり、リスタートである。

また今年度が本格的に始まったともいえる。


学級経営において、最初の1カ月は、お試し期間である。

最初の1カ月は、試行錯誤をする時間である。

これまでの経験則に基づいて、色々試してみる期間である。

また、様々なことに対し、どういう反応が返ってくるのか、様子を見る時間でもある。

そうして、1学期様子を見てきたのである。


そうすると、見えてくるものがある。

理科でいうところの

問題発見→予想→実験→結果→考察

の流れである。


今回の場合、何がよくて何がよくないのか、事例から見えてくる。


上手くはまったところは続ければいい。

上手くいかないところにこそ、成長のチャンスがある。

今年度の子どもたちがこちらに教えてくれるポイントである。

「今回はここが課題だよ」というメッセージである。


ここを過去に上手くいったことがあるからといって、無理矢理続けると大失敗になる。

大失敗は避けたい。

はっきりダメだと示されたのだから、そこは方向転換(戦略の変更)である。


今は上手くはまっていないが続けるという選択肢もある。

克服できる要因がはっきりしている場合で、かつこれから成功しそうな見通しをもてる要素がある場合である。


相手によってやり方を変える。

その時々に必要な手(戦法)を次々と打つ。

時に大胆な方針(戦略)の変更も必要であり、それをするのが今のタイミングである。


学級経営の理論には意味がある。

ある程度の妥当性がある。

一方で、必ずあらゆる場面や全員に当てはまるものではない。

人気のあるものを好きな人が多くいる一方で、それを嫌いな人もいるのが当たり前である。


その「正解」を示してくれるのは、目の前にいる子ども自身しかいない。

しかも、集団として見るだけでなく、個としても見る必要がある。

「鷹の目」(マクロ)と「虫の目」(ミクロ)の両方で見る必要がある。


目の前の子どもがたくさんだしてくれた「事例」「事実」を元に、今後の方針を決め、リスタートしていきたい。

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