2018年5月14日月曜日

周りの支えがあってこそ

今年度は、一年生の担任である。
入学式も、いつもと違う立場で参加させていただいた。

学んだこと。
それは、自分の力では全く成立しないということ。

会場設営から教室の飾り付け、各種用具や配付物の準備まで、すべて他力である。
何から何まで、事細かにやってもらった。
有り難みを感じると同時に、自分が何もできないことを感じた。

これでも、教職は17年目である。
担任としての仕事は、ある程度までわかっているつもりだった。

わかってないのである。
知らないところの仕事が多すぎる。
比喩とか冗談ではなく、本気で新任者の気分である。

入学式後の翌日は、各種提出物ラッシュだった。
「出し方」も知らないところへ、紙の山。
そして、質問&お話攻め。

「筆箱はしまうの?」
「ノートはしまうの?」
「先生、私ね、」
「筆箱はしまうの?」
「あのね、僕ね、」
「筆箱の中の鉛筆削ってきたよ」
「クーピーはどこで削るの?」
「筆箱は?」
「あのね、弟がね…」


聖徳太子を心から尊敬した。
十人いっぺんの音声とか、無理。

笑顔で、とりあえず紙類は全部受け取っておいたが、質問は止まらない。

そこで、サポートの先生である。
ヒーロー見参。
同僚が、神様に見えた。

バタバタだが、子どもたちは本当にかわいい。
そして「真っ白」である。
一つずつ、ゆっくり色をつけていく。
(ちなみに、低学年のスペシャリスト、宇野弘恵先生のご著書からの言葉である。)

初任者が音を上げるのもわかる。
切り返しの対応の術と、入念すぎるほどの事前準備が必要である。
学年団はじめ周りの人々の支えなくして、成立はない。

何はともあれ、新鮮な日々である。
今年度は、今までとは少し角度もカラーも違う話題が提供できることと思う。

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