熊本で、支援物資が届かなくて困っているという。
一方で、どうでもいいものを送られて困っているという実態もある。
物流には、配送や備蓄場所という要素があることも考えなくてはいけない。
東北の被災経験のある方の話だと、「なるべく新しいものを」とのこと。
賞味期限切れの食べ物やぼろぼろの古着など送られても困るだけでなく、気持ちも滅入るという。
被災地の人の心が暗くなるようではいけない。
リサイクルショップに物を持ち込む感覚では逆に迷惑ということである。
「自分がもらって嬉しいもの」である必要がある。
送るものは、物資だけでなく気持ちも含まれる。
その物資を受け取った時、被災地の人が少しでも明るい気持ちになることが大切である。
また、これは原田隆史先生のメルマガで知ったことだが、「なるべく同じものをまとめて送る」というのも大切なポイントであるという。
良かれと思ってあれもこれもと思い付くままに段ボールに詰めて送ると、受け取る側に「仕分け」という余計な作業が入る。
負担なくできるように、同じ物資をまとめて送るのが正解という。
ともあれ、現場は混乱の様相である。
直接助けに行くことが逆に足手まといになることもあるというから難しい。
躊躇しすぎるのはいけないが、その支援は本当に相手に助かるのかという視点も大切である。
教育にもいえることであると思う。
2016年4月23日土曜日
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