2014年5月4日日曜日

目標設定のための方針を示す

目標設定の具体的な方法から。

初日、どんな形でもいいので、担任としての方針を伝える。
大まかでいい。
「明るいクラス」
「やるべきことをきちんとやるクラス」
「元気いっぱいのクラス」
「思いやりのあるクラス」
「磨き合えるクラス」
・・・
学級の数だけ、無限にある。
具体性を欠いている目標でよい。
これを設定してから、具体的に突っ込んでみんなで作ればよい。
または、イベントごとに作ってみてもいい。

例えば「元気いっぱいのクラス」を学級目標にしたとする。
朝の歌を大きな声で歌うことになる。
外でたくさん遊ぶことになる。
運動会の時期には、応援の声を全力で出すことになる。

同様に「思いやりのあるクラス」を学級目標にしたとする。
授業中、困っている友達がいたら、必ず助けることになる。
休み時間、ひとりぼっちで座っている子どもがいたら、声をかけることになる。
世のため、人のためになることを進んですることになる。

このように、どんな目標を設定するかで、学級のカラーというか、行動傾向が決まる。
学級担任が目標を意識していることが前提である。
いつでも見えるところに張り、ことある毎に指し示して振り返ることをする。
目標を絵に描いた餅にせず、活用する。

この大切な目標の大まかな方向性を決めるのが、担任としての方針である。
大体どっちに行きたいか伝える。
目標を共有するための第一歩である。

どう伝えるかだが、普通に話すのでもいい。
学級通信に書くのでもいい。
私は、自分の名前のアクロスティック(所謂あいうえお作文)を使って、
そこに方針を入れて紹介してみたりした。
そこは、担任の個性を発揮すれば良いと思う。

大小関係なく組織の責任者であれば、方針を示すことが責務といえる。

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