先日、友人と話していたところ、興味深い話が出た。
例えば、子どもの目が輝くネタやモノ、手法がある。
それぞれの先生が持っている。
しかし、同僚であっても意外と知らないことが多い。
良いものなのに、なぜ知れないのか。
原因を考えた。
知らない側の原因は、こちらが知ろうとしないことが考えられる。
これは更に大別できる。
1つ目は、自分の中にニーズがない場合。
特に困っていないから、いらない。または合わないと思っている。
2つ目は、単に気付いていない場合。
困ってはいるが、身近に解決法を持っている人がいるとは思っていない場合。
3つ目は、相手が聞きにくい場合。
話しかけにくいとか、教えてくれなそうな雰囲気を持っている。
持っている側の原因としては、教えようとしないことが考えられる。
これも更に大別できる。
1つ目は、教えるほど価値のある実践だとは本人が思っていない場合。
普通にやっていることだから価値を感じていない。
2つ目は、教えたくない場合。
自分以外の人もできるようになると、自分の価値が下がると思っている。
3つ目は、教えたいけどどうしていいかわからない場合。
自分が嫌われていると思っていたり、有り難迷惑になりそうだから控えている。
原因は様々だが、総括すると「コミュニケーション不足」に尽きる。
互いを知らないから、高い価値を感じない。
風通しの良い職場では、自由な実践とその共有化がしやすい。
雑談や飲み会のような場にこそ、学びの種がありそうである。
2014年5月27日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
-
実習生にした話。 AとBで迷った時はどうするか。 AとB、それぞれのメリットとデメリットを羅列する。 メリットが多く、デメリットが少ない方を選ぶ。 その際、「安全」にデメリットがある場合、これは最優先で取り除く。 体育の授業における例としては ・帽子を被らせるか否...
0 件のコメント:
コメントを投稿