先日、道徳の研究会に出たので、そこでの学びのシェア。
例の如くとても書き切れないので、印象的なことを一つ。
会の最後に、元教育長の先生のお話がった。
次は、その先生からのお言葉である。
「価値と価値観は違う。
価値が集まって価値観になる。」
意外と意識していなかったが、確かにそうである。
その先生は、家族に悪性腫瘍ができた時の例を挙げて説明された。
「正直」「誠実」ということを重視するなら、悪性腫瘍だと伝える。
しかし「思いやり」を考えると、どうすべきか。
それぞれは道徳の「価値」ではあるが、どう伝えるかは「価値観」による。
「価値」は教えることができる。
しかし、どんな「価値観」を形成するかは、本人次第。
教える私達にとってもこれは同様である。
そして、「価値」は「価値観」の材料である。
材料がなければ、できるものもできない。
「価値」はきちんと教える必要がある。
例えば先月は成人式があったが、どんな価値観を持って新成人は臨んだのか。
「幼心をうちすてて」という心境に至るのも、その価値を知ってこそである。
2014年2月24日月曜日
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