東日本大震災から今日でちょうど12年である。
各地でメモリアルイベントが催される。
福島県H.P.より
https://fukushima-memorial2023.com/
東日本大震災風化防止イベント~さらなる復興に向けて2023~(汐留シオサイト)
けせんぬま伝承・防災文化祭2023『未来へつなぐ私たちのメッセージ』
https://www.kesennuma-memorial.jp/event/detail.php?id=120
私も車で福島へ向かい、ボランティア活動の最中である。
まだまだ、まだまだ、ボランティアの手は足りていないというのが現実である。
現地のボランティアセンターに行けば、やるべきことは山積している。
こういったことを伝えていくのも、教育記事配信者としての一つの役割であると自覚している。
今回も所属団体は「被災地に学ぶ会」である。
被災地に行けば、自分自身が学ぶことになる。
現地で役に立てるかどうかが自分の課題である。
作業は竹林伐採かもしれないし、草刈り機での作業かもしれないし、排水溝の掃除かもしれない。
とにかく、基本は人が戻って住めるようにしていくことを目指す。
復興は、その土地に住む人たちがいないと始まらないからである。
ここは大切な視点である。
自力で生活できるインフラを整えるまでを継続的に支援する、ということである。
復興支援の目指すゴールは、支援のいらない状態である。
そう考えると、まだまだ継続的な支援が必要ということになる。
ちなみに、一人一人の住民に対して、国はどう助けてくれるのか。
国からの直接援助は、即命に関わるような「緊急」状態でないとなかなか難しい。
元の場所へ戻るための個人宅への整備人員費用は出せない。
そうなると、ボランティアの手を使うしかないというのが現状である。
そして何より大切なのは、決して風化させないことである。
継続的な支援というのを考える上で、これは超重要事項である。
だからこそ、このようなイベントが意味をもつ。
みんな自分自身のことが忙しすぎる日常だからこそ、決して忘れさせないための仕掛けが必要である。
全員が今日被災地に行く必要など全くない。
行ける機会があってたまたまその場に行ける時間のある人が行けばいい。
現場としては、全然関係ない日にボランティアに行ったり、資金援助をしたりすれば、すごく助かるはずである。
学校教員のような立場ならば、子どもに話すこと自体が大切な役割であり、未来への貢献になる。
とにかく風化させないこと。
一人の力は非常に小さいが、それが集まると、とてつもない大きな力になる。
一人がずっと年間通してやることは非常に尊いが、これはかなり壁が高い。
それよりも、日本中の人が時々、ふと思い出したようにでも、少しでもやれればいい。
それがもし日本に何千万人いたら、また世界を巻き込んで何億人いたら、とてつもないことになる。
これからも小さな小さな一燈として、たとえ断続的にでも、活動に参加していきたい。
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