先日、俳句の実践発表をさせていただいた。
桐に関する俳句である。
桐というのは、面白い性質がある。
生物は普通、どの部分でも小さい状態からだんだん大きくなる。
桐の木は、急成長する木である。
急成長する為には、多くの栄養が必要である。
そこでどうするのかというと、桐は幼生期に、大きな葉をつける。
幼生期ほど大きな葉をつけて、秋には落葉する。
そして、幹が太く、枝が多くなるにつれて、毎年できる葉のサイズは小さくなっていく。
つまり、小さい頃ほど一つの葉を広げ、たくさんの太陽の光を吸収しようとする。
これは、人間の子どもと同じであると思う。
子どもはいつも大きく手を広げており、全力で、そして貪欲に吸収する。
やたら一つのことに熱中したりする。
大人になると、種類が増えていくが、子どもほど一つのことに熱中できないことも多い。
(そして、飽きるとさっぱりやらなくなるのも、落葉する桐に似ている。
もう必要なくなったのである。)
俳句の勉強から、思いがけないことを知れた。
知識が増えるというのは、いくつになっても楽しいことである。
2014年3月26日水曜日
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