2017年11月7日火曜日

どうしたのかな?とみる

学級で、よろしくないことが起きる。
「何やってるの!」と思う。
そうすると、正したくなる。
正しくないことに対して、感情が働いて腹が立つ。
視点と評価基準が、自分にあるからである。

学級で、よろしくないことが起きる。
「どうしたのかな?」とみる。
そうすると、理解したくなる。
理解できないことに対して、頭が働き、心が働き、「心配」になる。
視点と評価基準が、相手に移るからである。

この習慣は、なかなか身につかない。
学級だけでなく、いつも意識して、日常生活で一生をかけてトレーニングしていく必要がある。

例えば、運転中。
信号待ちしていて、青になっているのに前の車が動かない。

「何やってるの!?動いてよ!」と思う。
腹が立つ。
これが、意識していない普通の反応とする。

「どうしたのかな?」とみる。
車の中を想像する。
何か考えごとをしているのかもしれない。
何か哀しいことがあって、ぼーっとしているのかもしれない。
スマホをいじっているだけかもしれないが、それはわからない。
だったら、「何か事情があったのだろうな」と思った方が、自分の心も穏やかである。

「どうしたのかな?」は、想像力。
思いやりとは、想像力を相手のために働かせること。
想像力を働かせないと、すべて自分視点でものを考えることになる。

相手に伝える時は「Iメッセージ」がいい。
でも相手を理解したい時は、相手視点がいい。

「どうしたのかな?」は、学級経営のキーワードである。

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