2017年8月26日土曜日

「こだわり」を捨てる

新刊『捨てる!仕事術』の紹介。
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-171335-5
https://www.amazon.co.jp/dp/4181713350

本日より店頭に並ぶ予定である。
この本のテーマは見ての通り「捨てる」こと。

何のために捨てるのか?
大切なことをするためである。

何を捨てるのか?
不要なものにつながる習慣、思い込み、こだわりである。

「こだわり」は「拘り」と漢字で書かれることが少ない。
現代では肯定的な意味で使われることが多くなり、それも誤用ではなくなった。
しかし、漢字で書くと、本来の意味がわかりやすい。

「拘泥」という熟語もあるように、どうでもいいことにやたらに時間をかけることである。
時間が有限という前提に立つ場合、不要な「こだわり」は捨てる必要がある。

例えば、通知表へのこだわりについて書いた項目がある。
以下、本文から一部を引用する。
=============
(引用開始)
結論から言うと、通知表作成、特に所見欄にやたらな時間をかけてはいけません。
指導案と同じで、何のために書くか、読み手のニーズは何かが大切です。

小学校の場合ですが、通知表の主な目的は、保護者に学習状況を把握してもらって今後について考えてもらうことと、
子どものモチベーションアップです。
例え「ここができていない」を伝えるとしても、そこから上げるために伝えます。
相手に「最後通告」をするためのものでありません。
そこで、「読み手がどこを見るか」が大切なのですが、ダントツの一番は「評定」欄です。
(中略)
しかし、成績処理に時間をかけすぎる人の中には、この力の入れどころを間違えている人もいます。
生活や学習について記述する「所見」欄に命をかけてしまうのです。
もっというと、評定しない「外国語」や「総合的な学習の時間」の記述に命をかけます。
そこは、やったことの事実が素直に書いてあればそれでいいのです。
そこに関して熱く伝えたいことがあるなら、通知表以外の場で十分です。
(引用終了)
============

通知表作成は、教師の仕事の中で「大変」と言われるものの一つである。
がんばった分だけ子どもに返るかというと、そうでもない。
これにもやはり、コツがある。
ひたすら自分の経験則でいくより、コツを習った方が成長が早い。

そのコツを、どう見極めて、どうやってやるかである。
その具体的な方法や考え方が書いてある。
ぜひ一度、書店で手にとってみて欲しい。
教師だけでなく、多くの人の働き方や生き方を見直すための一助になるのではないかと思う。

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