2014年4月28日月曜日

4月の学級づくりに必要な3要素 目標設定

4月の学級づくりで心がけていることについて。

毎年書いている芯は同じだが、経験と共に理論にも変化がある。
学級づくりに必要な要素を要約するなら、次の3つを挙げる。

1目標設定
2安心
3楽しさ

1は、学級の全員で決める。
全員で決めるのだが、大まかな方針は予め担任が持っておく。
それは責務である。
自由の名のもと、子どもに責任転嫁してはいけない。
「全て自由は逆に不自由」ということは念頭に置いておく。
教師の仕事の側に置き換えるとわかる。
例えば、学習指導要領のようなものがなく、全て自分で自由に決めてやれと言われたら、これはきつい。
何年生ではここまでを最低限やるということが予め決まっている。
制約や方向性があるからこそ、逆にその中で自由に工夫してやれる。
学級は大海にいる船だと思って、船長は方針を示す必要がある。
そうしないと、大海をあてもなく漂流することになる。
だから、目標は必ず設定する。

できれば、学級が「柔らかい(=変化を受け容れやすい)」内の1週間で大まかな目標を決めたい。
そして1ヶ月ぐらいまでには、具体的な目標として固める。
後で少し変わることがあってもいいので、できるだけ早く決めてしまうのをおすすめする。
方向性さえ決まればそちらの方向にみんなで進めるし、位置が多少ずれても対応できる。
どっちに漕いでいいのか全くわからないという事態だけは避ける。

そして、目指す方向を、全員で共有していること。
完全とはいかなくても、全員が納得していること。
だから、最終的には全員でつくって決める必要がある。
そちらに行きたいとみんなが思ってないと、行動がまとまらないからである。

(次号に続く)

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