2019年8月15日木曜日

できない、悪いは、思い込み

前号の続き。
歪んだものさしと苦手意識について。

苦手意識は、「できない」という思い込みから起きる。
錯覚である。

脳は、錯覚を起こす。
「適当」に調節して、現実を歪める。
そうでないものを「絶対そう」と思わせる。

錯覚の例。
ネットで見つけた次の文字列。



猫マナー猫マナー猫マナー猫マナー
 猫マナー猫マナー猫マナー猫マナー
  猫マナー猫マナー猫マナー猫マナー
   猫マナー猫マナー猫マナー猫マナー



猫マナーが、斜めである。
いや、どう見ても、斜めである。
しかし、実際は、スマホやPCの直線状にある。
真っ直ぐ水平である。

こういう例は、心理学でたくさん出てくる。
色や形について、周囲の影響で脳は錯覚する。

つまり、良いかどうかも、周囲の影響による錯覚である可能性が高い。
テレビを毎日見ていれば、何度も画面上に出てくるタレントに好意をもちやすい。
これは「単純接触効果」である。
人間は自身がたくさん接触するものを、よいものだと思い込む。

つまり、苦手だとか下手だとかも、かなりの割合で、思い込みである。
見方の問題である。
誰の基準で優劣を決めているかである。

世間に自分のものさしを渡さない。
子どもにものさしを押し付けない。

「自分は悪い子だ」などと思っている子どもには、全力でその思い込みを否定すべきである。
悪い子なんていない。
周りの評価が、大人基準が本人を悪くしているだけである。
(だから、子どもの前で他人様の家の子どもの悪口を言うというのは、我が子にとって最低の教育になる。
学級担任が同じ子どもを何度も叱るのも同様である。)

悪い思い込みは、極力排除してあげたい。

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