以前、車のエンジンがかからなかったことがあった。
バッテリー切れである。
ロードサービスの方に来てもらって、事無きを得た。
車は、一部が駄目になると、全てが動かなくなる。
他の機械類も同様。
だから、部品が多いものほど、壊れやすい。
タイヤは四つあるが、一つでもパンクしたらアウトである。
一方で、人間は一部の機能が壊れても、何とか動ける。
足をケガしても、何とか歩ける。
要は、融通が利くか利かないかである。
例えばアナログは融通が利くが、デジタルは基本融通が利かない。
ここは一つ考えるべきポイントである。
人間というのは、よくできている。
車なら、ガソリン車に灯油を入れたら、一発で壊れる。
一方、人間は、摂取したのが多少変な食べ物でも、何とか消化してエネルギー源にする。
しかしである。
変なものを食べ続けたら、それが蓄積する。
無理したままでも進めるが、後でその代償を払うことは避けられない。
柔軟性があるとか融通が利くとかいうことは、ここがダークサイドである。
融通が利くものには、無理が通る。
しかし、無理はあくまでも無理である。
余計な負荷がかかって、蓄積していくことは避けられない。
(若い時分の不摂生を後悔している人も多いことだろう。)
学級経営や仕事を振り返ってみる。
そこに、無理はないか。
だめなのに、通していることはないか。
無理をしていると、最終的には子どもにそのしわ寄せがいく。
身体に良いものを摂取する。
同様に、頭や心にも良いものを取り入れる。
無理や不合理を通して「大丈夫」といっている人には、特に見直して欲しい点である。
2020年3月19日木曜日
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