10月、教育実習がまた始まる。
大変なことばかりではなく、むしろメリットの方がはるかに多い。
以下、思い付くままに列挙してみる。
一つ目。まず、子どもがいつもより見える。
見えない面が見える。
年齢の近い実習生相手だと、子どもの対応が違う。
普段言わないようなことを言ったり、やったりする。
真面目だと思ってた子ども、大人しいと思ってた子の素が見えたりする。
高学年は悩みを打ち明けることもある。
実習生から、貴重な情報が得られることもしばしばある。
二つ目。自分の指導の粗が見える。
実習生が話し方から何から何までそのまま真似するため、自分の指導のまずいとこがよく見える。
三つ目。当たり前だと思っていたことに気付ける。
実習生から「なぜ?」「何のため?」をたくさん問われる。
まっさらな視点から見てくるので、教育活動そのものの意味を考え直せる。
四つ目。子どもの自主性が育つ。
実習生を送る会を計画しようという話になる。
まず、リーダーが登場する。
更に企画力や協力する気持ち、人を喜ばせようとする気持ちを育める。
五つ目。一つ目に似ているが、担任からは見えなかったその子どもの良さに気付けることがある。
子どもの能力は、相手によって引き出されるものが変わるというのがよくわかる。
六つ目。子どもの運動欲求を満たせる。
部活動を現役でやってることが多く、特に高学年の活発な子どもの遊び相手として最高。
七つ目。特技を授業に役立てられる。
特技や趣味をもっているので、それを活用する場面を作ると、本人も生きる上に授業にも役立つ。
例えば昨年度は四年生の国語の授業で、落語研究会の学生に落語を実際にやってみせてもらった。
まだまだあるが、とにかくメリットが多い。
大変なことには、価値がある。
自分自身も学ぶ機会だと思い、共に学びたい。
2018年10月6日土曜日
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