2020年4月20日月曜日

「困難」から一年を振り返る

昨年度末にメルマガで書いた記事。
今の困難な状況について、書いたものである。


全ての出来事には意味があるという。
いいことも嫌なことも全てである。
(そもそも、いい悪いという判断自体が、事実ではなく、主観によるものである。)

今年度の学級経営を振り返る。
自分自身は、どうだっただろうか。

私の経験則による話であるが、きつかったことのあった一年間ほど、成長が大きい。
正直、私にとって、今年度の学級、学年は、「ボーナス」的な一年であった。
恵まれすぎた環境である。
だから、その分、外に困難を求めることができた。

かつて、ものすごくきつかった年もある。
かつて、ものすごく苦労した子どももいた。
ただ、振り返れば、それは「神様」からのプレゼントだったのである。

今、かなりの幅を対応できる。
それは、紛れもなく、神様からのプレゼントのお陰である。

今年一年の「困難」を思い返してみて欲しい。
それは、克服できただろうか。

実は、毎年克服してきたことが、次の年度から基準(普通)になる。
学級担任を例に挙げる。

次の事項への対応に、自分はどれぐらい「大丈夫」と思えるか。
・授業中に席につけずに動き回る子ども
・全く勉強する気のない子ども
・平均的にみて、学力の低い子ども
・平均的にみて、学力の高すぎる子ども
・衝動的に暴れ出したり、暴言を吐く子ども
・やたらと反抗的な子ども
・無気力な子ども
・話しかけても全然反応しない子ども
・いつも一人ぼっちになってしまいがちな子ども
・いわゆる「空気を読めない」「浮いてしまう」子ども

全部「大丈夫」と言える人は、恐らく十年くらいの経験はあるのではないだろうか。
更に、苦労しながら克服してきたのではないだろうか。

もし克服できなかった事項があるとしても、大丈夫。
また次、確実に来るのである。
神様は、克服するまで何度でも同じ課題を与えて、再チャレンジさせてくれる。
(嬉しいような嬉しくないようなサービスである。)

保護者との関係にもこれは言える。
同僚や管理職との関係にもいえる。
正直、かなりきついこともある。
しかし、全ては、人生における克服課題である。

大事なことは、成長することである。
そして、やられずに生き抜くことである。
途中でリタイアしたり逃げたりしても、生きている以上は、決してゲームオーバーではない。

今年が何とか終わったなら、とりあえずこの章はクリア。
新たな課題に挑戦にせよ、同じ課題にリトライにせよ、とにかく次のゲームスタートである。

ともあれ、多くは今週が修了式である。
喜びも試練も与えてくれた「神様」たちに感謝して、今年度を終わりにしたい。

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