(うっかりブログの側の更新を1週間以上忘れていたので、暫くの間、毎日更新する。)
今、朝と帰りの学級担任のローテーションをしている。
これは、現在の自分の研究テーマでもある「学年担任制」への試行である。
ねらいを簡単に説明する。
他の学級を見ることで、視野が広がる。
更に他の人に学級担任をしてもらうことで、自分の学級経営を外から見られる。
そういうことの効果を検証しようというものである。
基本的には、次のような考えに基づいている。
人間は、自分のことを考えるようになると、苦しい。
一方で、他人のことを考えるようになると、楽になる。
他人の心配を、自分ごととして、メタ認知的に考えられる。
それが自分だけだと、自分だけの視点となり、メタの視点にならない。
他学級の担任になれば、自分の領域が広がる。
隣のクラスも、自分の一部。
一方で、自分だけど、自分じゃない。
自分自身が、助けてあげたい対象になる。
そういう理論である。
要は、全ての学級担任がメタ認知の視点を自然にもてるような仕組みを作りたいのである。
特に若い時分は、自分のことでいっぱいいっぱいだからこそ、仕組みとしてないと、メタや協働の視点がもてない。
あるいは、うまくやってきたベテランは、自分だけがうまくいって、仲間がうまくいかない状況に、手が出せない。
どちらも、何とかしたいけど「どうしていいかわからない」からである。
そこで、仕組みとして、他学級のことがわかってしまうようにする。
自学級の様子が仲間にわかってしまうようにする。
そうすることで、互助の効果をねらっている。
興味のある方は、ご連絡をいただければ、詳しくやり方をお伝えする。
(非常に簡単な方法ではある。効果は、これから。)
学年内が何となくチームワーク不足と感じていたり、困っている学級があったりするようなら、ぜひやってみていただきたい。
自分をメタ認知的に見る。
苦しさから解放される有効な手段である。
2020年2月8日土曜日
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