2016年12月29日木曜日

サークル活動とアクティブ・ラーニング

友人たちとやっているサークルでの話。

本サークルは、「来るもの拒まず、去る者追わず」で、ゆるゆる続けていこうというスタンスである。
サークル活動自体の宣伝もしていない。
話をききつけて興味のある人が来る。

価値観の違いを楽しむ方向があるので、意見も「歯に衣着せぬ」勢いで互いにズバズバ言う。
指導案を持ち込んでも、単に「いいね!」とならずに、率直に意見を言う。
そして、終わった後は「今日来て良かった!得した!」と思える。

こういった学び合いを可能にする要素は何か。

一つは、信頼感。
自分の味方であるという感覚ともいえる。
相手をやっつけようというのではなく、建設的に解決策を考えようとしてくれている感覚である。
だから、互いにどんどんものが言える。

一つは、知識と経験。
ある程度の知識と経験がないと、意見を言いたくても言えない。
代案も浮かばない。
勉強会の効果を高めるためにも、事前の勉強や実践が必要である。

一つは、楽しもうとする姿勢。
学ぶことが楽しくてたまらない感覚。
新しい知識や見方を得られることに喜びを感じられるか。
人間独自の知識欲ともいえる。
遊びと学びの境目がない状態である。

これらは、今求められている「アクティブ・ラーニング」に直接つながる。
「主体的・対話的で深い学び」そのものである。

子どもにアクティブ・ラーニングを求めるなら、まず教師から。
サークル活動への参加は、その実現にうってつけである。

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