最近の気付き。
チームワークというと、みんなで一緒に何かをやるイメージである。
しかしながら、職場における実際のチームワークは、役割分担による個人作業である。
多くの人が取り組む箇所もあれば、一人がやる箇所もある。
職人技のような分野は、多くの人が関われない。
だから、ある一人がやることになる。
また、リーダーはチームワークの核でありながら、最も孤独である。
リーダーは基本的に一人だからである。
「船頭多くして船山に上る」の諺にある通り、司令塔は基本的に一つだからである。
みんながわいわいやっている中で、孤独に作業をすることもある。
しかしながら、その孤独な作業がチームにとって不可欠なものであることも多い。
学級活動で考える。
例えば、学級でイベントをしようという時。
多くの子どもが関われるのが、飾り付けのような作業である。
一方で、全体の進行を考えたり、決断をするのはリーダーの仕事である。
また、必要なプログラムを書いてくるなども、誰か一人の役割になる。
必要なモノづくりなども、結局は一人に頼ることも多い。
それら、孤独に行ったものが集まって、一つのイベントを成功させる。
そう考えると、チームに参加して貢献するには二つの方向性がある。
一つは、みんなができることを自分もやること。
最も人手がいる箇所であり、貢献できる。
もう一つは、誰もやらないことを一人でやること。
責任も重いし孤独な作業だが、貢献度も大きい。
いけないのは、逆の発想をしてしまうことである。
みんなができることを一生懸命やっている人が、どうして自分は〇〇さんみたいに特別なことができないのかと悩む。
逆に、一人の分担を頑張っている人が、何で自分だけがこれをやらなければならないのかと、卑屈になる。
自分のやっていることに自信をもつ。
それぞれの役割であり、やっていることに間違いはない。
バカボンのパパ曰く
「これでいいのだ」
である。
即ち、真のチームワークというものには、独立独歩が求められる。
各自の分担に責任をもってこそチームワークは成り立つ。
その中で、いつまでも孤独にメンバーを信頼して励ますのがリーダーの役割である。
そう考えると、学級担任は、周りに何を言われても子どもを励ますのが仕事になる。
孤独な作業で周囲に理解もされず、辛いことも多いが、それが役割である。
チームワークは、単なる足並みを揃えることではないと考え、書いてみた。
0 件のコメント:
コメントを投稿