次の本を紹介する。
『段取り・計画が苦手!だから…仕事は要領!』
俵原正仁著 明治図書
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-222611-3
9月15日(土)に一緒にセミナーをやる、俵原正仁先生の新著である。
私の『「捨てる」仕事術』と同シリーズ本となる。(シリーズというより、まだ2冊目。)
↓こちらはセミナー詳細
https://kokucheese.com/event/index/528408/
この本の前提は
「段取り・計画が苦手」というところ。
そして、「朝型」や「整理整頓」を努力してもできない人向けという前提である。
もしかしたら、こっちのコンセプトの方が多くの人向けで良かったかな・・・と思ってしまった。
そう。
私の「捨てる」の方は、私自身の仕事術の紹介なのである。
ざっくり言うと、どうやって私がダラダラ、遅い状態から脱出したかという、テクニックとマインドを紹介している。
無茶苦茶言ってるのもあるが、事実のままに書いてある。
(それで、心の内をさらけ出したがために、色々不都合も生じているのも事実。
隠せないのである。
特に「人間関係術」の章は、あまり私と一緒に働いている同僚には読ませたくない部分である。)
だから、この本の最後に書いたように、「自分にとっての取捨選択」というのが本音である。
多くの人にそのまま当てはまるかどうかは別として、一つの視点・選択肢でしかない。
一方で、この『仕事は要領!』の方は、きちんとはできないというのが前提である。
例えば、「必要でない書類は段ボールに放り込んで、一杯になったら捨てる」というのがある。
ちなみにここに放り込まれるものの例が4つ載っていて、
・行く必要のない研修会の案内
・すでに終わってしまった行事のレジメ
・先月の給食の献立表
・他の学校から送られてきた研究紀要
である。
(特に最後の一つは、研究校としての在り方を考えさせられる「本音」である。
研究紀要は、実は送られた相手にとって、ただの迷惑になっていないか。
本当に冊子である必要があるのか。
インターネット上にある方が便利ではないか。
時代が必要としている形が、もうとっくに変わっていると思われる。)
また「帰りの会をしない」とか「ワークを作らない」とか、拙著と共通しているところもある。
段取りとか計画を一旦脇において考えているのが、追試しやすい点である。
自分が「朝型無理」「整理整頓も無理」とか思う人は、励まされるという意味でも特に一読の価値ありである。
2018年8月21日火曜日
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