2018年1月27日土曜日

8の字跳びの隠れたコツ 常にジョギングのススメ

最近すっかり書いてない、8の字跳びについて。
なぜ書いてないかというと、現任校でほとんど実践の機会がないからである。
(本校では校内大会は低学年のみである。)

以前、8の字跳びの10の基本技術という形でまとめた記事がある。
これが大分読まれているようで、かなり広まっている。

しかし、である。
実は、ちょっと、修正した方がいいと思う点が実はある。
列の詰め方のところである。

くっつくぐらい詰める、と書いたが、より良い方法がある。
「走りながら徐々に前に詰める」という方法である。
要は、止まらないで、助走をつけて縄に入るということである。
だから、跳ぶ5人前ぐらいから、常に軽く「走っている」状態となる。
前後が多少離れることになっても、この方が縄には入りやすい。
そうなると、前後は完全にくっついた状態ではなく、やや離れた状態になる。

なぜこの方が良いのか。
初速が違うからである。
歩いて詰めていくと、速度0から一気に加速しないといけなくなる。
一方、ジョギングに近いこの状態だと、すでにある程度の加速ができている。
そして、縄に入る瞬間はスムーズにダッシュできる。
全く縄に入るタイミングがとれないレベルでなければ、こちらの方が良い。
(というより、レベルが上がると自然にこの動きをするようになる。
軽く助走をしていないと縄の回転速度が速すぎて入るのに間に合わないからである。)

ここを理解していると、1度ひっかった直後はまたすぐひっかかるという法則の理由もよくわかる。
リズムが崩れるだけでなく、初速自体が遅くなる(初速0になる)ためである。
つまり、一人目だけでなく、二人目も三人目も「初速0」になっているためである。

要は、常に軽くジョギングさせればよいのである。
本当は5人前ぐらいで十分なのだが、低学年だと特によく忘れる。
私が2年生を指導した時は、常に足踏みジョギングで列を整えていくという約束にしていた。
(人数も多かった上に、それほど速い回転ではなかっため、それでバテることはなかった。)
初速を上げてリズムを作るための一工夫である。

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