先日の教師塾での原田隆史先生からの学びのシェアの続き。
組織の成熟段階については次の通り。
5勝負
4強化
3教育
2称賛
1帰属
以下は、これを受けての私見。
学級に当てはめて考える。
何月にどの段階にいればいいか。
そして、今はどの段階なのか。
4月は1と2が中心の段階である。
褒めて関係を作る。
しかし、褒めてばかりでは次のステップに進めない。
きちんと叱る必要が出る。
叱っても受け容れられる段階になったら、少し厳しくしていく。
それもできたら、「強化」段階として、自由度を上げて色々と挑戦させてみる。
成熟するほど、自由度が上がる。
3月には、「勝負」の段階として、完全に手放す。
まとめ、完成である。
この見極めを誤ると、色々と不都合が起きる。
私のかつての教育実習担当の先生は、
「学級のはじめの内は、とにかく褒めて関係を作る。
厳しく叱るのはその後。」
ということを教えてくれたのを思い出した。
要するに、今回の学びに当てはめると、
「ラ・ポールを築く段階(称賛)でリレーション段階(教育)の対応をするな」
ということだったのだと思う。
成熟度の見極めが大切である。
また、チーム(学級)が「調子に乗っている」「自信不足」のどちらに寄っているのかを見極めることも大切である。
個別に見ると、学級では両極端の子どもが混在している。
従って、「叱る」「褒める」にしても同一の対応ではなく、子どもにあった個別の対応が必要である。
自分の学級は、目の前の子どもは、今どの段階なのか、見極めることが大切であるように思う。
2014年7月31日木曜日
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