2014年7月13日日曜日

負荷の高め方を教える

東京教師塾での学びのシェア。

塾頭の原田隆史先生から、次の言葉があった。
「成功は、技術である」
つまり、成功には手法があるということ。
陸上部指導で日本一を13回出した実績の裏には、偶然ではなく成功の技術が存在する。

その肝を一言で表すと
「負荷の高め方を教える」だという。
同じ負荷で続けていても、維持はあっても向上しない。
「負荷を永遠に高めるメニューにしていけ」とのこと。

ある中学での部活動練習の例。
「腕立てふせ50回」がメニューにある。
これ自体はいい。
しかし、1年生も3年生も同じ50回であることに問題があるという。
もっというと、3年生の中にもそれぞれ個人で取り組み回数が違って然るべきである。

オーダーメイドの個別指導。
これをしてもらえれば最高なのだが、一人の指導者が個別にそれをするのは5人が限界という。
しかし、上記の方法をとれば、何百人でも何百万人でも対応できる。
自分自身でオーダーメイドの個別指導(セルフマネジメント)ができるからである。
学級経営でも同様で、35人全てに個別指導をしていくというのは理想的だが現実的ではない。
個人が自分自身で負荷を高められるように指導していく必要がある。
「自律」と「自立」そのものである。

そういえば、「追究の鬼」を育てる有田和正氏の実践などを振り返っても、そうである。
子ども自身が進んで追究するというのは、セルフマネジメントができている状態である。
自分自身で、負荷を高めていっている状態である。

負荷の高め方を教える。
短いながらも、深い言葉である。

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