2014年7月21日月曜日

昇降口の傘立て

前号で紹介した「学校の実力を瞬時に見抜く20項目」の中での1番、
「昇降口の傘立て」に、いきなり躓いた。

正直、あまり意識したことがなかった。
靴箱を見て状態を把握することはあった。
しかし、恥ずかしながら、傘立てへの気配りはなかった。
(きちんとしている人なら、初任の頃からやっていることなのだと思う。)

野口晃男先生曰く、
「放課後、児童・生徒用の傘立てに傘が残っていたら、
翌日の降雨で子どもが困ることを想定できない担任と言えます。」
【「校長室の窓から」(別冊)今からの子育てに役立つ「99の言葉」と「50の校長講話」より引用】

雨のことだけでなく、相手を最後まで見送ろうという精神の表れでもある。
「人を大切に」と教えているくせに、そういう足元ができていなかった。
だから、「鏡の法則」に従って、子どもにもそれが反映していることがあるのかもしれない。

傘立ては「現象」でしかない。
この現象の「根本・本質・原点」は、「子どもを大切にしている」ということだと思う。
その末端部分として、傘立てに傘が残っている事実があった。

靴のかかとを揃えることと同じで、傘立てに傘がないことそれ自体が目的ではない。
しかしながら、そこにすら気付けないようでは、他は推して測るべし。
残念ながら、相当な敗北感である。

他の項目についても、一つ一つ見ていくと、色々と至らない点に気付く。
「主体変容、気付いて変わる」。
気付くと痛いが、気付けば変わる。
謙虚に受け止め、主体変容していきたい。

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