ことわざカルタ。
以前にも紹介したが、山口県の福山憲市先生の実践である。
(ちなみに、次の本にも載っている。
スペシャリスト直伝! 学級づくり“仕掛け"の極意 ―成功に導くキラー視点48
福山 憲市著 明治図書)
取り札の裏にはことわざの全文が載っており、表はことわざの下半分が印刷されている。
例:裏「犬も歩けば棒に当たる」表「棒に当たる」
エクセル等を用いれば、割と簡単に作れる。
ことわざは難しい漢字も多いので、すべて振り仮名付きで作る。
五色百人一首と同じルールでやる。
これがなかなか面白くて、役に立つ。
指導の言葉として使える。
上半分で問いかければ、下半分で返ってくる。
おしゃべりするより話を聞いて欲しい時は「言葉多ければ?」「品少ない」
「二度聞いて?」「一度もの言え」
立て続けに注意を受けてしまう子には「仏の顔も?」ときけば「三度まで」と返してくる。
仏様ですら三度まで、ということを強調する。
失敗した時には「転んでも?「ただでは起きない」
間違いを認めない時には「鷺を?」「烏」
(「さぎ」を「からす」と言い張る様子から、物事の道理を反対に主張すること。
間違いを認めない態度を指す。)
・・・
いくらでも応用が効く。
ことわざの選択も、そういう視点から自由にできるのも強い。
大体、1ヶ月もしない内に全部覚えてしまうので、新しいものに更新する。
楽しくて語彙が増え、内容的に生きる上でも役に立つ。
イチオシのおすすめ実践である。
2014年7月5日土曜日
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