2018年7月1日日曜日

最高の学級づくり 仲間づくりの真実

前号の話と関連して、子どもの言動の真意を読むことについて。

次の本からの気付き。
『最高の学級づくり パーフェクトガイド』赤坂 真二 著 明治図書
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-169515-6

この本の中の第6章
「少しの丁寧さが思春期との絆をつくる」
がとても印象に残った。

不安定さは、突然「見えるようになる」ことからくるという。
要は、不安定だから、つるむ。
グループ化する。
守る手段なのである。
これを無理矢理解体しようとしても、無駄な訳である。

また、次の言葉も至言である。
==============
(引用開始)
教師の直接介入による仲間づくりは、ほとんど功を奏することがないと自覚し、
協力的活動や仲間支援活動などを仕組み、間接的支援にコストをかける。
(引用終了)
==============

そうなのである。
実は、仲間づくりにおいて、教師の直接介入は、全くと言っていいほど、うまくいかない。
「〇〇さんと仲良くして」なんて、正直無駄である。

大人同士の人間関係で考えればすぐわかる。
仲良くしようと心がけても、考えが合わない相手はどうしても合わない。
表面的な言葉で取り繕うほどに、内面的な関係は悪化する。

それより一緒に作業をしている間に、いつの間にか仲良くなっているということの方が圧倒的に多い。
スポーツでも掃除でも何でもいいから、一緒に作業をやる方が関係は深まる。

教室で考えると、別に道徳科の授業の時間に「仲良しが大切」と言われるから仲良くなるのではない。
(道徳科の授業は、価値観を広げる意味がある。)
あいさつ運動をしたから仲良くなるのでもない。
普段の遊びや協働作業の中で自然と仲良くなるのである。

教室を見ると、わかっていればやらないはずの不適切な対応がたくさんある。
誰から学べばいいのか。
本来は、身近なベテランの先生がいればいい。
しかし、学校教員の若年化が加速する今、お手本を示してくれるベテラン不在のことも多い。

ならば、外に学べばよい。
なるべく痛い思いをして、そこから挽回の手立てをとっている人がいい。
何度も転んで何度も立ち上がっている人である。
もっというと、万が一転んでもケガをしない方法を知っている人である。

そんな「スベリのプロ」赤坂真二先生が、がっつり1日教えてくれるセミナーが1週間後にある。
このチャンスは、本当に滅多にない。
ピンチをチャンスに変えるその瞬間つかめるのは、行動力のある人である。

7月8日(日)10:00~16:00 会場:市川グランドホテル
 「最高の学級づくり パーフェクトセミナー」講師:赤坂真二先生
https://www.kokuchpro.com/event/07116f254ad2ad5e2d7fef184f3c9458/
二度とないチャンスに話を聞いてみることを強くおすすめする。

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