2018年7月25日水曜日

被災地の海開き

関心が高いニュースが入ったのでそちらの話題。

7月21日、福島県相馬市と宮城県石巻市で、8年ぶりの海開きが行われたという。
どちらも、私も何度か足を運ばさせてもらっている地であり、祭りが開かれた等の明るいニュースが入る度に嬉しく思っている。
海が、久しぶりの賑わいを見せているということである。

これらの地での「海開き」というのは、他の祭り等の再開とは、かなり意味合いが違う。
テレビでは、このイベントに携わっているご家族のドキュメンタリーを流していた。
海に対しては、幼い頃の楽しい思い出がある一方で、当然ながら「複雑な思い」があると言っていた。
最後の「これでやっと前を向いて歩き始められたと思います」
という言葉が胸に刺さった。

この地の人々が、今、海に向き合うというのは、どれほどのことなのか。
津波を目の当たりにした人にしかわからないが、とにかく前を向こうというその意志が強く感じられ、感動した。
微力ながら、今後も継続的に何かしら関わっていけたらと思った。

そしてまだ全国で、豪雨の被害が続いている。
私がお世話になっているある女性は、広島に息子がいるので、その助けに向かったという。
異常に暑いのに、あらゆる設備がまともに使えない状態。
「こっちに帰ってきて、暑いなんて文句が言えなくなった。」という。
「暑い」の苦しさレベルが、桁違いだそうである。
本当に耐えがたい苦しさだという。
私など、今のこの環境で、暑いなんて文句を言ってられないと思わされた。
(ただ文句を言わないことと、熱中症対策を怠らないこととは別である。)

正直、今回の洪水の被災地とて「まさか」だと思う。
熊本の地震の時だって「まさかそこが」という感じだった。
ニュースを聞く限りで、次はきっと関東地方だろうと思っていた。
(私の勤務地の千葉市と、実家のある横浜市は特に要注意であるという。)

つまりは日本全国、どこにいても「明日は我が身」である。
日本人全体で、どこに対してでも、助け合いの精神をもつことが、互いの身を守ることにつながる。
その一歩として、とにかく関心を持つことが大切である。

被災地への関心を持ち続けること。
できることは少ないかもしれないが、
「できる人が、できる時に、できることをする。」
という、ボランティアセンターの精神だけは忘れずにいたい。

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