目標設定の具体的な方法から。
初日、どんな形でもいいので、担任としての方針を伝える。
大まかでいい。
「明るいクラス」
「やるべきことをきちんとやるクラス」
「元気いっぱいのクラス」
「思いやりのあるクラス」
「磨き合えるクラス」
・・・
学級の数だけ、無限にある。
具体性を欠いている目標でよい。
これを設定してから、具体的に突っ込んでみんなで作ればよい。
または、イベントごとに作ってみてもいい。
例えば「元気いっぱいのクラス」を学級目標にしたとする。
朝の歌を大きな声で歌うことになる。
外でたくさん遊ぶことになる。
運動会の時期には、応援の声を全力で出すことになる。
同様に「思いやりのあるクラス」を学級目標にしたとする。
授業中、困っている友達がいたら、必ず助けることになる。
休み時間、ひとりぼっちで座っている子どもがいたら、声をかけることになる。
世のため、人のためになることを進んですることになる。
このように、どんな目標を設定するかで、学級のカラーというか、行動傾向が決まる。
学級担任が目標を意識していることが前提である。
いつでも見えるところに張り、ことある毎に指し示して振り返ることをする。
目標を絵に描いた餅にせず、活用する。
この大切な目標の大まかな方向性を決めるのが、担任としての方針である。
大体どっちに行きたいか伝える。
目標を共有するための第一歩である。
どう伝えるかだが、普通に話すのでもいい。
学級通信に書くのでもいい。
私は、自分の名前のアクロスティック(所謂あいうえお作文)を使って、
そこに方針を入れて紹介してみたりした。
そこは、担任の個性を発揮すれば良いと思う。
大小関係なく組織の責任者であれば、方針を示すことが責務といえる。
2014年5月4日日曜日
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