学習会は、講師の先生の話がメインだと思いがちである。
しかし、それを聴こうと集まる人とのつながりが、それ以上に価値がある。
当たり前だが、どの人も自分より熱心に勉強している人ばかりである。
(これが有料のものだと、尚更である。)
例えば、何かの会に出る。
そうすると、大抵、何人かの方が葉書を送ってくださる。
(名刺を持つ良さの一つである。)
そしてそういう出会いは、学習会そのものより、懇親会での出会いの方が多い。
先日出会ったある先生は、子どもにも送っているという。
クラス全員である。
しかも、一人一通ではないらしい。
事ある毎に書くそうだ。
もちろん、全員に均等に出す。
「複写はがきのひかえ」というものを使用しており、出した葉書の文面が保存されている。
それを見せていただいた。
文字は整って美しく、羨ましい限りである。
日常のささいな、でも、担任しか知らない、通知票には書かないようなことが書かれている。
ちょうどその少し前に、自分の子どもにも園長先生から葉書が届いたことを思い出した。
読み返してみると、やはり温かい気持ちになる。
こういうささいなことを、やっている人はやっている。
自分は、やってこなかった。
ここの部分に、差が出ていることに一つ気付けた。
勤務校の人を見てもそうである。
若い人でもベテランの方でも関係なく、こつこつ積み上げている人がいる。
地道に目立たないことを、黙ってやっている人がいる。
誰も見ていないところで、実はがんばっている人がいる。
自分は、そこが抜けていたように思う。
そこに気付けたのも、外の出会いからである。
外を見て、内を見る。
そういうこともあると気付けた素晴らしい日が、最近あったので紹介してみた。
2014年5月12日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
0 件のコメント:
コメントを投稿