原田隆史先生の主催する「東京教師塾」での学びのシェア。
次は、塾頭の原田先生の言葉。
「万国共通で、怒りを消すのは、感謝のみ」
感謝不足は全ての不幸を引き起こす。
万物に感謝している人は、怒らないし不幸にもならない。
アメリカのミスコンで第5位になったある女性は、1位になれないのを苦に自殺したという。
諸事情あるとは思うが、5位になるほどの票を入れてくれた人がいたことに、果たして感謝の念はあったのか。
一方、戦争に行って手足がなくなって帰還したある人は「生きていてラッキー」と答えたという。
戦地に行った多くの仲間が死んでいく中、生かされたと神様に感謝している。
以上が学びで、以下は私見。
これらは極端な例だが、教室でも同様のことは起きる。
たとえば、いつもきちんとやらない子どもがいる。
ここだけに着目すると、腹が立つ。
しかし、周りをみると、いつもきちんとやっている子どもがいる。
ここに着目すると、感謝の念が湧く。
その後で、もう一度「きちんとやらない」方の子を見る。
よく考えると、来てくれていること自体に感謝の念が湧くことがある。
毎日学校にきちんと来てくれているということ、こんなに有難いことはない。
そしてどれだけ叱られても「先生大好き」と言ってくれる子どもだったりする。
こんなに有難いことはない。
そこに着目すると、感情も一気におさまる。(ことがある。)
この点は、親子関係でも同様である。
教室では叱責よりもむしろ感謝の言葉を多くかけることを心がけたい。
率先垂範して子どもにもその価値を伝えていく。
これは、大人社会での人間関係についても同様であると思う。
不満ばっかり言っている時、やってもらっていることに気付き、感謝できているか。
感謝は、し過ぎることはない。
感謝の種に気付かずいることが問題である。
2014年5月16日金曜日
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