以前にも紹介した、遺伝子に関する研究の権威、村上和雄教授の話からシェア。
村上教授がチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世に会った時、
「いつの時代が一番幸せだと思いますか」と問うたという。
その返答は
「Right now.」
意味は「まさに今」。
いつでも、「今」が幸せだという。
ここから以下は、私見。
大人になるにつれ、過去から現在を見る。
だから、限定的かつ現実的である。
過去の延長線上に今があって、その先が何となく見える。
「こんなもんかな」と思っている節がある(気がする)。
子どもは、未来を見ている。
未来の延長線上に、今がある。
過去は見ていない。
(さんざん叱られて泣いても、5秒後にけろっとしているのが、元気のいい子どもの特徴である。
叱った方はがっくりくるが、子どもの勝ちである。この点で、親は子に勝てない。)
だから、夢の描き方も大きく、輝いている。
卒園式を見た。
子どもたちが一人ずつ、何百人の前で一言スピーチをする。
夢を語る子どもがいる。
壮大な夢を語るその目は、本気である。
だから、心に響く。
小学生が、将来の夢を作文に書く。
やはり、本気である。
友達の夢をきいても、「すごい!」と目を輝かせる。
そういう子どもたちは、エネルギーがある。
未来が見えていて、今を生きている。
夢というより、「予定」に近い。
以前も紹介した言葉だが、改めて紹介する。
「今」は英語で「present」。
生きていること自体、天からの贈り物。
贈り物を無駄にしてはいけない。
今が積み重なって未来ができる。
過去ではない。
いつでも「今」が、人生で一番若い時であり、最高の時である。
卒業式&卒園式のW参加で、夢と希望を頂けた。
2014年4月10日木曜日
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