先日、本校のPTA活動の一環で、明橋大二先生の講演会を聴く機会があった。
私は明橋先生の本が大好きで、我が子が1歳の頃から
『子育てハッピーアドバイス』シリーズ(1万年堂出版)を愛読している。
空き時間に許可を得て抜けさせてもらい、保護者に紛れて拝聴してきた。
私も何度か言ってきた
「甘えると甘えさせるの違い」についても言及していた。
(参考「なぜ頭のいい子は家でダラダラユルユルか」プレジデントオンライン
http://president.jp/articles/-/16508?page=2)
私は
「甘えさせる」=子どもの将来に役立つ
「甘やかす」=子どもの将来をダメにする
と定義している。
明橋先生は
「甘えさせる」=情緒的要求にこたえる・できないことを手助けする
「甘やかす」=物質的要求にこたえる・できるのに手を出す
というように定義していた。(話を聞いてのメモなので、意訳である。)
具体的である。
一概に必ずそう、とも言い切れないところもあるが、大筋この考えでいけば間違いないように思う。
特に日本は、物質的に豊かなゆえに、「甘やかし」の道にはまりやすい。
逆に、抱っこをはじめとしたスキンシップや、子どもの話をきく、といった「甘えさせる」が不足しがちである。
「甘えない人は自立しない」とはっきり断言していた。
これにも賛同・納得である。
甘えることが、自立につながる。
甘やかすことが、自立を妨げる。
親子だけでなく、教師と子どもの関係にもいえる。
続きは次号。
2017年11月9日木曜日
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