教育実習生を見ていると、授業の準備の大切さを感じる。
指導案、略案の大切さを感じる。
準備不足で行う授業は、ぐだぐだである。
ただでさえ経験がない上に予想もしていないので、当然である。
(逆にいうと、なまじ経験があると、準備不足でも誤魔化せるのが怖いところである。)
王貞治選手の名言に次のものがある。
敵と戦う時間は短い
自分との戦いこそが明暗を分ける
これは、授業にもいえる。
言い換えるなら
授業の時間は短い。
準備の時間こそが、明暗を分ける。
といったところである。
私が子どもによく言う言葉がある。
「テストや試合の時にがんばるのは、当たり前。
全員、誰でもやるから、差はつかない。
実は本番の前の練習で、勝負がついている。
がんばるところは、日常。
日常がすべて。」
まあ、子どもに言う割に、自分ができているかというのは毎度考えるところではある。
しかしながら、真理。
日常にがんばった上での失敗は、積み上げる失敗。
それは、プラスの失敗。
努力もしないで繰り返すのは、広がる失敗。
それは、マイナスの失敗。
失敗は、積み上げるもの。
がんばった上での失敗だけが、積み上げられる。
テキトーにやった授業に、積み上げはない。
テキトーにやったから、マイナスの失敗かたまたまの成功しかない。
長い目で見たら、失敗でしかない。
精錬授業は、必死に準備したが故に、どんな結果でも価値が出る。
必死に準備したから、プラスの失敗か成功しかない。
長い目でみれば、成功でしかない。
授業の準備は、一所懸命。
そこは、捨てない。
教師としての在りようを思い起こさせてくれる教育実習生の姿である。
2017年11月13日月曜日
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