クラスで一つの運動に取り組んでいると、ある日急激にできる子どもが増える時がくる。
最初の数人は、何も教えなくても見よう見真似ですぐできる。
これは、運動能力の高い子どもたちである。
周りの子どもたちも「〇〇さんはやっぱりすごいなぁ」という感じである。
それ以外の数人の子どもが、運動のコツをつかんで、できるようになる。
そのコツを仲間に伝達する。
しかし、すぐにはできない。
停滞期が来る。
しかしこの後、なかなかできずに、もがいていた子どもの内の一人ができる瞬間が来る。
すると、これが「ブレイクスルー」の瞬間になり、瞬く間にできる子どもが増える。
自然界の現象で、一つ花が咲くのに続いて、一斉に咲くのと似ている。
今までできなかった仲間ができたという事実は、「自分にも」という期待を喚起する。
この一つの事実は何よりも強力である。
この一つの事実を作り出すまでが教師の大きな仕事の一つといえる。
この後は、子どもたちの持つ教育力がどんどん発揮される。
子どもの持つ教育力は、教師一人が持っている教育力をはるかに凌ぐ。
まずは、一つの事実を大切に作りたい。
2016年8月2日火曜日
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