夏といえば、何だろうか。
そう、夏といえば、トカゲ。
間違いない。
正解である。
漢字で蜥蜴または石竜子。
読んで字の如く、夏になると、石やら壁やらにはりついているミニ恐竜のようなアレである。
ところで、みなさんは、トカゲに出会ったら、どうするだろうか。
どうもしない人もいるかもしれない。
私は、ほぼ必ず、捕まえにかかる。
理由はない。
捕まえて飼おうとかいうこともない。
捕まえたら、ひとしきり眺めて、後は逃がすだけである。
できれば、誰かに見てもらって、感想なぞ述べてもらえたら最高である。
とにかく捕まえたい衝動にかられる。
だから、捕まえにかかる。
幸いにも、我が家の庭先や玄関近くに数匹住んでいる。
だから、休日はとりあえず外に出てトカゲをつかまえてみる。
そこから一日がスタート。
爽やかである。
ちょっと急いでいる時であっても、いたら捕まえたい。
街中などで見つけると困る。
さすがに、大の大人がスーツ姿でトカゲを捕りにかかる訳にはいかない。
そういう時だけは、非常に心残りだが、捕まえるのを諦める。
捕まえる時の自分なりのコツは、とにかく上(やや後方)から一気にいくこと。
しっぽよりも本体の側をがばっと掴みにかかる。
後退して逃げることはないので、結果的にしっぽをつかむこともある。
動きはそこまで速くない。
ただ、気配には結構敏感なので、手を近づけて躊躇してるとササッと逃げる。
捕まると、9割方噛みついてくる。
しかし、痛くはない。
彼らに、かつて恐竜だった頃のアゴの強靱さはない。
正直私にとっては無駄な抵抗だが、慣れないとびっくりして手を離すことがあるので、トカゲ的には割と有効打のはずである。
なぜ、捕まえたくなるのか。
多分、動物的な本能の欲求なのだと思う。
プチプチを潰すと嬉しいのも、かさぶたをはがしたくなるのも多分本能。
ダンゴムシを大量に捕まえてペットボトルに集め、先生や親に見せたくなるのも多分本能。
(ネコがネズミを捕まえて見せるのにすごく似ていると思う。)
本能的欲求という視点から見ると、子どもの不可解な行動の見え方も変わるように思う。
2016年8月4日木曜日
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