どの学校にも、授業参観が年間数回あることと思う。
4月に行うもの、2学期などの半ばに行うもの、年度末に行うもの、全てねらいが違う。
よって、見せる内容も違う。
4月、保護者は主に学級担任と学級と見に来る。
今後の期待と安心感を与えられるかが大切になる。
もちろん子どもを見に来てはいるが、担任も見に来ている。
ここは、教師の側のパフォーマンスが多めに必要になる。
年度の半ばに行うものは、保護者は主に子ども集団の現状を視察に来ていると考えて行う。
日常の様子の公開である。
普段行わないような、過度なパフォーマンスはしない。
いずれにしろこれまでの長い期間で普段の様子が伝わっているはずなので、急に変えると不自然である。
「普段から実際こんな感じでやっています」ということを自然に伝えることを意図して行う。
年度末は、完全に子どもそのものを見に来る。
学習成果の発表である。
ここまで育ったという結果報告である。
もう預けるのが終わる担任に対しては、ほぼ無関心とみなす。
子ども自身のパフォーマンスが中心となる。
そのように考えると、やるべきことがそれぞれはっきりしてくる。
いずれにしろ、飾ろうとしたところで、メッキはすぐに剥がれる。
半ば以降は、積み重ねていったものが出るだけである。
師の野口芳宏先生の言葉を借りるとすれば
「本音・実感・我がハート」
で渡るしかない。
日常の積み重ねが全てである。
普段から、授業参観をされているつもりで、日常指導に臨みたい。
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