木更津技法研での野口芳宏先生からの学びその2。
以前にも書いたことのある、会議について。
野口先生から、次のような話があった。
会議が長引く原因は二つ。
一つ目は、原案の不備。
二つ目は、司会が下手。
このいずれかだという。
また、次のような話もされた。
会議は、確認の場。
「どうしましょうか」なんて言うのは原案不備の証。
そして、上から下への伝達である。
ここからは私見。
会議と討議を混同しないことである。
「どうしましょうか」は、討議である。
だから、クラス会議というのは、会議というがその本質は討議である。
対話の場なので、上から下への確認の場ではない。
一方で、いわゆる職員会議は、会議である。
本質は委員会や内閣等の会議と同じである。
部署で決まった施策を実施することの確認を通す場である。
その場で「どうしましょうか」は、ない。
必要な質問には、提案者が的確に答える。
参加者の側は、反対の意見を言うなら、対案も示す必要がある。
会議は、もの言う場ではない。
確認の場である。
討議は、会議提案前の段階であり、事前に終わらせておくものである。
何といっても、会議はハイコストなのである。
「揉んでもらう」とよく言うが、その前に自分の頭で必死に考えるのが先である。
考える段階で、何度も上司なり関係者に相談するのが原則である。
そうなれば、上司の意見も入るため、無下に反対されることはなくなる。
会議は、確認の場。
委員会や官庁、一般企業等にとっては、常識である。
これを意識するだけでも、大きく変わるはずである。
2018年12月23日日曜日
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