2018年12月13日木曜日

捨即得

最近、ものと自分との付き合い方を見直すようになった。

「ものの扱いは人の扱い」と子どもに教えてきた。
例えば、ものを乱雑に扱うということは、他人との接し方も雑になりやすいということ。

また「もののしたことは自分の責任」ということも教えてきた。
自分が床に放っておいたもののせいで誰かがケガをしたら、それは自分にも責任があるということ。
もちろん、本人の不注意という、ケガをした本人の責任もある。
しかし、そのケガの原因を作ってしまったことは間違いない事実である。
(だから、とびなわはきちんと縛っておくように、という話につながる。)

最近、この考えが変わった、というか、進化してきた。

「ものの扱いは自分の扱い」と思うようになったのである。
どういうことかというと、どういう風にものと付き合うかが、自分との付き合い方になるという考え方である。

例えば、服を乱雑に扱うとする。
服が汚れる、あるいは皺が付く。
それを着るのは、自分である。
つまり、自分を汚して、自分に皺を付けている訳である。

例えば、食べ物に文句をつけながら食べるとする。
あるいは、明らかに変な材料で作られた有害なものを食べるとする。
それを摂取して体内で消化するのは、私である。
そういう「いわくつき」の食べ物と自分が一体化する訳である。
気持ち悪くてしょうがない。

先の話でいうと、自分の放っておいたもののせいで、他人がケガをした時。
結局、他人を傷つけることで、他人と自分自身から、自分への評価を落とすことにもなる。
つまり、他人だけでなく、自分をも大事にしていないことになる。

だから、自分の身の回りのものというのは、丁寧に扱う必要がある。
そして、よくよく選ぶ必要がある。
周りの人がいいと言っていることでも、自分が良くない、好きでないものなら、捨てる方がいい。
好みは、十人十色なのである。

当たり前だが、ゴミと一緒に暮らしてはいけない。
本当は好きでないものを我慢して置いておくこともいけない。
そう考えるようになったのである。

つまり、「整頓」よりも「整理」が先である。
「捨てる」ということである。

『「捨てる」仕事術』https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-171335-5に書いたように、
「捨てる」というのは、正しい行動であると確信している。


法則として、真空状態になれば、何かが入り込む。
「捨即得」である。
捨てることで得られるものが確実にある。
「0を得る」ともいえる。

身の回りを少しずつ整理していこうと思う次第である。

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