2018年2月6日火曜日

星に願いを

昨年末、双子座流星群がよく見える時期があった。
せっかくなので、私も観察してみた。

しかし、この時期の戸外は寒い。
外に出て見るには気合いがいる。
そこで、部屋の寝室の床に布団を敷いて寝ころび、夜空を見ることにした。

まず、観察してすぐに一つ目が見えた。
「これは楽勝。」
そう思ったのがいけなかった。
その後が続かない。
5分に1回ぐらいはいけると踏んでいたので、じれったい。

そうこうしている内に、寝ていた。
夜中に目が覚め、2トライ目。
今度は、目がぼんやりしてきて、全然ダメ。
ほどなく撃沈。

次に目が覚めた時は、月が昇っていた。
月明かりで目が覚めた形である。
しかし、やはり見えず。

ついに意を決して、外に出てみることにした。
これもダメ。
寒いだけで、さっぱり見えない。

さて、結果からすると、全然ダメなのだが、こういう失敗にこそ気付きがある。
流れ星を見るためには、条件があることがわかった。

一つ目は、本気で見たいと思うこと。
夜空はいつでもあり、流れ星は存在するが、見ようと思わねば見ることはない。

二つ目は、見続けること。
すぐに諦めてしまったり気が散ってしまっては、やはり見えない。
根気強く観察することが大切である。

三つ目は、見える場所に移動すること。
多少手間でも、多く見える場所がある。
寒いし暗いし遠いかもしれないが、その方が見える確率はぐっと高まる。

四つ目は、正しい知識があること。
どの辺りに出るとか、いつの何時ころが見やすいとか、そういうことである。
闇雲に見ようと思っても見えない。

五つ目は、時機を逃さないこと。
見やすい時間帯があり、そこが力の入れどころ。
違う時間に移動して気合いを入れても遅い。
いつでもチャンスは一瞬なのである。

番外編として、名称は大切。
「流れ星」なんて、素敵である。
英語でも「シューティングスター」(「メテオ」ともいう)。
小洒落た名前である。

実際の流星は、決して星ではない。
大気圏に入って小さな石のようなものが地球の表層部で燃えている状態である。
これをあえて「星」と呼ぶことで急にロマンティックな感じになる。
先人のセンスの良さを感じる。
名称は大切である。

色々書いたが、流れ星を見る条件は、願いを実現するための条件に近い。
1 意欲・情熱を持つこと
2 継続すること
3 然るべき場所へ動くこと
4 知識があること
5 時流を読み、チャンスを逃さないこと

昔から、流れ星に願いをかけると、叶うという。
本当は、流れ星に願いをかけようとする行為自体が、願いに近づくことなのかもしれない。

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