今年度の一年を振り返ってみると、上手くいったことも、そうでないこともある。
日本メンタルヘルス協会代表の心理カウンセラー、衛藤信之氏の言葉を紹介する。
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雪が積もるためには、消えていく雪も必要。
消える雪は、路面を冷やしている。
結果は、すぐには出ないが、確実に届いている。
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素敵な言葉である。
ちなみにこれは、私が定期購読している「みやざき中央新聞」の新聞記事からである。
参考URL:みやざき中央新聞
https://miya-chu.jp/
一見すると、無駄だったことや失敗もある。
後悔は少な目に、と思っていても、やはりある。
しかしそれらの諸々も、見方によっては結果が出るための必然的ステップだともいえる。
自分自身を振り返ってみる。
数年間の長い期間で見れば、学級経営で数々の経験があり、失敗があった。
今でも、うまくいかないことは多々ある。
しかし、それらの失敗も含めた経験があってこそ、色々なことが書けるし、話せる。
「私はこれまで何もかもうまくいっていて、失敗の経験がありません。」
という人の話が、今困っている人の役に立つかどうかと考えれば、失敗も意味がある。
(挫折知らずの人の話は、凹んでいる人には害悪にすらなる。)
一番怖いのは、今問題が起きていないところである。
思い返して欲しい。
学級の状態で言えば、心配すべきは、問題を頻発していつも注意しているあの子ではない。
いつも大人しく、関わりが少なくても問題が起きない「ノーマーク」のあの子である。
ここは失敗していない、大丈夫と思うところこそ、要注意なのである。
車に例えるなら、バッテリー切れである。
一見故障が見えないからメンテナンスが疎かになり、気付いた時には大変な状態になる。
失敗は、必然。
失敗は、気付きへのメッセージ。
失敗は、成功の種。
失敗を、地面を冷やし消える雪のように、積もるための必然と捉える。
消えても、意味があるものと捉える。
振り返る時は、失敗を後悔にせず、来年の目標の種にしたい。
2018年2月16日金曜日
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