4月、どの職場も歓送迎会やらお花見やらのお付き合いが多い。
予定が埋まる。
そんな中で大切な考え方について、ある記事で紹介されていた。
「そうじの力」というニュースレターにあった次の言葉。
それは「先約優先」である。
以下、引用する。
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(引用開始)
私も時々、約束の日程の直前になって、先方から
「小早さん、悪いけど大事な用事が入っちゃったので、日程を変更してもらえませんか?」
という依頼を受けることがあります。
その時、私は心の中で密かに思うのです。
「おいおい、私との約束は『大事』じゃないのかい?」と。
事の大小は、こちらが勝手に決めているだけで、相手にとってはすべて大事なことなのです。
(中略)
無条件で先に交わした約束を優先することが大切なのです。
(引用終了)
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相手によって態度を変えない。
私たちは、いつもお世話になっている相手だったり、「地位の高い」相手だったりすると、つい「重要な用事」と捉えてしまう。
何かを「重要」とすることは、それ以外を「重要でない」と規定することにもつながる。
(ちなみに、自分に危害を加える相手とそれ以外の相手を並列に扱うべきということでは決してない。)
これは、子どもたちの人間関係にもいえる。
よく席替えや班決めで「好きな人同士」という言葉をきくが、この言葉は危ないと思っている。
この場合の「好きな人」というのは、いわずもがな恋愛感情ではなく、「仲良し」という意味である。
つまり、席替えのような場面において、仲間に対し「好きな人」と「それ以外の人」ということを規定することになる。
「協力できる」「仲良く」というようなことを目指すのであれば、完全にアウトである。
先約優先。
それは、人を人として大切にするということと同義である。
2017年5月17日水曜日
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