昨年度より、今年度よりもっとよくしたいと願っている人が多いと思う。
昨年度うまくいった人の中には、更にがんばろうと思っている人が多いと思う。
そういう人は、放っておいても成長するので、今回の話は直接あまり意味がないかもしれない。
二度あることは三度ある。
この諺は、プラスにもマイナスにもなる。
同じ失敗を繰り返す理由。
やり方を変えないからである。
いや、在り方を変えないからかもしれない。
「狂気とは、同じ事を繰り返し行い、違う結果を予期すること」
失敗をすると、また失敗するのじゃないかと不安になる。
そうではない。
うまくいかない方法を学んだのだから、次に生かす。
やり方を大きく変える時が来ているということである。
ピンチに見えて、チャンスである。
ただし、放っておけば「二度あることは三度ある」になる。
一番問題なのは、昨年度、何かしっくりこなかったという場合。
特に問題もなかったが、やった感もそんなにない、という時が、一番危ない。
次も、何となく、同じことを繰り返す可能性が高い。
何でもいいから、積極的に変える必要がある。
本人が現状維持だと思っていることは、実は衰退である。
二度あったことを三度しない。
これは、成功したと思える場合にもいえる。
かの国語の大家、大村はま氏は、どんなにうまくいっても、同じ実践を二度としなかったという。
そこまで徹底しなくてもいいかもしれないが、大家と呼ばれるだけになった理由の一つではないかと思う。
新年度や連休明けなどの節目は、ピンチをチャンスに変える時である。
2016年5月8日日曜日
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