読者の皆様は、持っているだろうか。
その人にしかできないと思うような技がある。
とても真似できない名人芸がある。
羨ましい限りである。
私も大縄の指導についてはそれなりに研究もして自信がある。
しかし、必殺技と呼べるほどでもない。
(大体、大縄自体をしない学校や学年の時の方が多い。)
必殺技がない場合、どうするか。
必殺技に頼らない学級経営をすればよいのである。
そのかわり、基本に忠実に、一つ一つを地道に愚直に行えばよい。
ピンチを回避する技術、更にいうと、ピンチを利用するカウンターの技術を磨けばよい。
ところで、ここでいう「基本」とは何か。
学級経営にあたり、軸となる考え方は何か。
自分の場合を考えてみた。
それは「子どもの可能性を信じること」であるように思う。
子どもの成長の仕方は、植物に近い面がある。
無理に引っ張っても無駄どころか害悪になる。
そして、伸び方の時期も速度も全然違う。
子どもは種。
自分自身で伸びる力を持つ。
一方、環境条件が揃わないと、育つものも育たないという面も持つ。
土も水もなくては芽の出ようがない。
やたらに水や肥料をやればいいというものでもない。
例えばトマトなどは、下手に水やりをするほどに実りが悪くなる。
根が張らなくなるためである。
面白い授業はいい。
しかし、それがなくなった時に反動がくるようではいけない。
やたらに水をやるのではなく、根を張らせる必要がある。
自力を育てる必要がある。
私の書くものは、「誰でもできる」が基本コンセプトである。
正直、派手なことは少ない。
しかし、その分、汎用性があると自負している。
必殺技がないとお悩みの方には、ぜひ拙著をおすすめしたい。
『ピンチがチャンスになる「切り返し」の技術』
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