8の字跳び実践編。
跳び手を育てることについて。
8の字跳びをやることになるとする。
校内大会がある場合が多い。
市や県単位の大会があるとなれば、気合いが入る。
インターネットランキング等への参加がきっかけかもしれない。
色々な事情があると思う。
どういう事情で始めるにせよ、「クラス全員8の字跳びが大好き」という状況はない。
始める段階で、好き・得意が半分、嫌い・苦手が半分なら御の字である。
後者が多いことだって往々に有り得る。
やっていく内に良い方向にシフトするにせよ、全員「好き」にはならない。
苦手だけどやるしかない、と腹を括ってやる子どもになってくれたら、感謝感謝である。
この辺りは、歌や清掃の指導と似ている。
まずは、積極的にやってくれる少数に注目する。
休み時間等にもやりたいと言ってくる子どもを鍛える。
そうすると、その少数のメンバーはかなり上手になる。
すると、その少数精鋭が、他の子どもを引っ張り上げてくれる。
「苦手」という子どものカバーにも入ってくれる。
つまり、嫌い・苦手という子どもに最初から着目しない。
特に「嫌い」という場合は、周りの雰囲気に左右されやすいので、本人を直接指導しても無駄である。
無視するのではなく、目の端に入れながら、無理をさせない。
あくまで、一時的に積極的に関わらないだけである。
「大丈夫、その内うまくなるからがんばろう!」と軽く&明るく言っておけばよい。
軽い感じではあるが、長い目で見て、根拠のある励ましである。
まずは、先に少数精鋭を育てること。
成功の秘訣の一つである。
2014年10月30日木曜日
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