少し前の話になるが、自分自身への気付き。
以前、6年生を送る会で、「送る側」の5年生が劇をした。
この5年生は、4年生の時に私が担任していた子どもたちである。
私を含めた6年生の全担任の役があり、台詞や動きがそれぞれの特徴を捉えていて面白かった。
ちなみに私を演じた子どもの台詞は両腕の力こぶを作るポーズで「大丈夫、大丈夫!」である。
そう、全く根拠のない「大丈夫」。
無駄にポジティブ。
冬はまだしも、夏場はちょっと暑苦しい。
イメージが、「とにかく、大丈夫」なのである。
何度も言っているが、学校には、色々なタイプの教師がいた方がいい。
私のようにポジタイプの教師は、子どもからすると、励ましてくれる分にはいいが、時に心配でもある。
また、校外学習の下見のような場合は、注意深く心配性の人がいた方がいい。
トイレの心配や交通安全、緊急事態への配慮は、「もしも」「万が一」「最悪の事態」を豊かに想像できる人の方が向いている。
私のように「大丈夫、大丈夫!」といって準備を怠ると、大丈夫ではない事態になる。
何事も、多様性とバランスである。
話を元に戻す。
今の教育を続けていると、将来的に、子どもにどんな演技をされるか。
自分を理解する上で、一つ有効な視点である。
2017年7月29日土曜日
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