前号「24時間道徳」で、まぐまぐニュースで取り上げられた記事について書いた。
他の方の書いたもので、なるほどと思ったものがあったのでシェアする。
『「優しさは世界一」の日本人が、電車で老人たちに席を譲らない理由』高橋克明
http://www.mag2.com/p/news/134840
この記事を読むと「日本人はシャイ」とある。
そう。
シャイ。
ちょっと好意的なニュアンスを含む言葉である。
辞書を引いてみる。
『広辞苑』によると
「内気。はにかみ屋。」
『明鏡国語辞典』によると
「内気なさま。恥ずかしがりであるさま。」
例えばきちんと返事ができないあの子も「シャイ」なのである。
「ありがとう」が言えないあの子も「シャイ」なだけである。
素直に謝れないあの子も「シャイ」なだけである。
そしてそれができない時がある私も「シャイ」なだけである。
ただ、しかし。
「シャイ」な人が自分自身を理解をしてもらうのは、時間がかかる。
そして、「シャイ」な人はすぐに行動に移さないため、必要な時に必要な行動をとれない。
そして、必要な時は「瞬間」にやってくる。
たまたま出会った初対面の人にはその「1回きり」で、相手の評価がくだる。
1回しかチャンスがなければ、その時の評価は「シャイ」では済まない。
ビジネス関係なら、二度と会ってもらえない。
1回の評価で「さようなら。」である。
「シャイ」という言葉に逃げない。
自分自身ができるようになってから、初めて子どもにも教えられることである。
2017年3月5日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
名称の謎の話。 小学校で行う跳び箱の切り返し系の技といえば、開脚跳びとかかえ込み跳び。 かかえ込み跳びは「閉脚跳び」とも呼ばれる。 名称が二つあるのは、学習指導要領での表記の変遷による。 以下、体育の豆知識。(興味ない方は読み飛ばしていただきたい。) かかえ込み跳び...
-
教材研究という言葉が一般的である。 教えるために、教師として教材を読むのが教材研究である。 (まるで私がわかった風な口をきいているが、完全に野口芳宏先生の受け売りである。 以下同様。) 教材研究の前にすべきは、素材研究。 教えるためでなく、一読者として作品について調べ、読み込む...
-
前号の続き。 教師にとっては、結構知っておくべき「大切」な事ではないかと思う。 (そして、教師以外の人々には本当にどーでもいい話題であるかもしれない。) 例の如く野口芳宏先生よりずばり。 「課題」は出されたもの。 「問題」は感じたもの。 つまり、教師から与えたものが「学習課題」。...
0 件のコメント:
コメントを投稿